温故知新
２０２２年総務委員会は「遺してゆくために、変えていく」をテーマとして、須坂青年会議所を新時代に適応した組織とすることを目指します。
一昨年から続くコロナウイルス影響下での様々な「非日常がこれからの日常」になり、多くの価値観や生活様式の変化や見直しを迫られました。
本来私たちの価値観や生活の至るところにそうした変化や見直しの機会は訪れているはずなのですが、そこに目を向ける機会は多くありませんでした。
須坂青年会議所の活動についても、そのひとつひとつに古くから引き継がれ培ってきた価値観や様式があります。先人の知恵を学び、その価値観や様式を受け継いで遺していくことは大切です。一方で、変化や見直しが必要であるにもかかわらず、「日常化」して続いているものや、「これからの日常」に対応できていないものも存在すると感じます。
遺すべきか変えるべきか、必要なのか不要なのか、新たに取り入れるべきものはないか。
須坂青年会議所が今この時代、これからの時代に適応した発展をするため、コロナウイルス影響下をひとつの契機と捉え、今後起こりうる様々な変化にも柔軟に対応していく思考や姿勢を持ち活動に取り組んでまいります。
そこで、２０２２年総務委員会は新たな具体的取組みとして、須坂青年会議所における定款等各種規程の見直しを計画します。
定款は、組織の運営に関する基本的なルールを定めたものであり、「組織の憲法」として規範的な役割を果たすものです。そのため定款の「目的」など長年にわたり継承されてきた須坂青年会議所の心臓たる規範は守らなければなりません。一方で、持続的な組織とするため、主として運営にかかる規範及び各種規程が今の時代に適合しているものなのか検討の必要があると考えています。
また、この須高地域を持続的かつ発展的に守っていくために、町づくりの問題にも取り組みたいと思っています。先代から継承されてきた伝統的な街並みを遺していかなければいけない一方で、壊すべき（変わるべき）家も地域には存在しています。持続的で発展的な町づくりのために、いかなるアプローチでこれに取り組んでいくべきか検討していきたいと考えています。
基本理念、基本方針に従って持続的かつ発展的な組織づくり及び地域づくりに貢献できるよう努めていく所存です。
