地域再興 〜 今こそ、地元にかえろう 〜
2021年地域再興委員会では、須坂市・小布施町・高山村それぞれの魅力を、この土地に住む住民一人ひとりが真に自覚し、未来を明るく開くためにも、土地の歴史・文化・産業を改めて見つめ直し、地域の魅力を再発見・再構築することで、地域に光をあてる一年とします。
2020年は、世界的なCOVID19の感染拡大により、これまで当たり前に行われてきた生活が一変しました。長期間の営業自粛。人の行き来ができない状況から、経済的な大打撃を受けた一年になりました。地域経済を守りたい！ その想いで実施した「街ぶらすざか」では、地域のみなさんから「繋がりを感じられた」「経済が守られた」との高評価と、継続した関係構築への要望をいただきました。この繋がりを、より盤石なものとするために、2021年は3つの軸を持ちながら進んでまいります。
まず、地域に生きるかっこいい大人の背中を見せること。「地元出身の有名人」とても身近に感じます。ただそれ以上に、子どもたちに大きな影響を与えているのは、子ども達の暮らしを支える「地域の大人」の姿です。地域のために奮闘し、活きいきと働く大人の姿こそ、未来への希望となり、将来への力になると考えています。
自己肯定感の高い青少年育成のためには、自己肯定感の高い大人の存在が不可欠であり、自分たちの手で、「地域の未来を変えていける」という確かな手応えが必要です。私たち一人ひとりの人間の力はとても弱い。だからこそ小さな力を寄せ集め、個々の職能を活かすことで、社会を、未来を変える力になるということを、子どもたちに伝えていきます。
次に、地域の課題を地域で抱えないこと。国連で採択されたSDGsでもわかるとおり、全世界的に問題が山積みで、波乱に満ちた時代を生きています。「私たちの地域で起きている問題は、決して私たちの地域だけの問題ではない。」という視点に立ち、地域課題解決に向けた一手を講じていきます。そのために、須高地域との関係人口を増やしていくことで、交流人口を増やし、地域課題解決へとつなげていきます。
最後に、これらの活動を広く伝えていくこと。2020年を波乱の年に変えたCOVID19の存在は、私たちに何を与えたでしょうか。地方移住が再燃し、地方に目を向ける若者も少なくありません。この現実を、地方在住の私たちは勝機と捉えるべきです。そのためには「見つけてもらう」こと。SNSや既存メディアを活用し、行政の境界を越えて「移住するなら長野県。中でも須高地域がいい。」そんな地域づくりをしていきます。
以上3つの軸を持ち、他団体、行政、他地域の協力をいただきながら、2021年度のメンバーと共に、地域再興をし、最高の地域へと発展する事業を創っていきます。
